南極の氷床について

 

出典:

月刊NEWSがわかる 2021年10月号

 

南極大陸

 

 

 

南極大陸に日本は1957年に解説した昭和基地を中心に4つの基地を持ち、国の事業として年間約100人態勢で観測・研究をつづけている」

 

「なんと地球の9割の氷が南極にあるのです」

 

「南極は北極より平均20℃くらい寒い」

 

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南極の氷の厚さ

 

「氷は最も厚いところで4,897mもある。富士山がすっぽり埋まるほどの厚さだ」

 

 

 

「南極には、特に氷が厚く堆積して表面が盛り上がった『ドーム』と呼ばれる場所がいくつかあります。そのうちの一つが『ドームふじ』です」

 

「日本が1995年に観測拠点を開設したドームふじ基地は、標高3,810mに位置し、氷床の厚さは3,000mを超えます」

 

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南極氷床の調査

 

「2007年に深さ約3,035mまでの氷床の掘削に成功。今から約72万年前の氷(氷床コア)を手に入れました」

 

「最深部の3,035.22mまで、長さ約4mずつ、ドリルを9,000回以上も上げ下げして掘った」

 

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氷河期の歴史

 

「氷床コアを年代ごとに調べた結果によると、過去50万年の間に地球の気温は繰り返し上下しています。約40万年前以降は、およそ10万年ごとに温暖な間氷期が到来」

 

「氷に含まれる大気を分析すると、間氷期にCO2濃度が高くなることや、現在のCO2濃度が過去数十万年で最も高いことがわかりました」